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株式会社フェイスSCA

新入社員を受け入れる

◆ 新入社員を受け入れる ◆

 4月を迎えて、新入社員研修の受け入れをしている企業様もいるのではと思います。
今回のメルマガでは、どのように新人を迎えるのが良いか考えている方に少しでも
受け入れのヒントになれば幸いです。

1:受け入れ側の期待と、新入社員の心境のギャップを埋める

 受け入れ側の期待として多いのは、やはり「学生から社会人への気持ちの切り替え」
「ビジネスマインド・マナー」でしょうか。一方、新入社員の心境として多いのは
「私は社会人としてやっていけるだろうか(人間関係・仕事)」という不安です。
このギャップを見ずに受け入れると「気持ちのすれ違い」が起きてしまいます。

 では、どうすればいいか。その答えは、「順序だてて解決していくこと」が重要
だと感じます。新入社員研修では、同期の事を知ることや自分のビジョンを考える
時間に初日の半分程度をかけることで安心感が生まれ、この同期達とうまくやって
いけそう、今後何をすればいいか分かったという、先々の不安を減少されることが
できるのです。事実、研修の最後に感想を聞くと「同期の事を深く知れて良かった」
という話をよく聞きます。

 逆に、「社会人になったのだから、気持ちを切り替えろ」と冒頭から言われたと
しても、新入社員の腑に落ちないケースを良く耳にします。

 現場に配属時も同様で、まずは「職場全体で歓迎の気持ちを持つ」ことが巡り巡っ
て新入社員の主体性発揮に繋がると私は思います。現在はコロナ対策として歓迎会
などできない中ではありますが、OJTトレーナーをつける、全員との顔合わせを
する、部署との接点をつくるなどいくらでもできることはあるかと思います。

 「まずは、新入社員の立場に立って、本人達も見えていない不安を取り除きつつ」
というのが受け入れ側が持つポイントであると考えます。

2:「心から言動が生まれる、言動から人は心を見る」ことを伝える

 逆に、新入社員には何を伝えれば良いでしょうか?新入社員に求めることのうち、
多くは「心(やる気とか主体性)」にまつわるものが多いかと思います。しかし、
心は見えません。新入社員に伝えたとしても「言っていることはわかるけれども」
という話になってしまいます。よって上記の「心から~(中略)」を伝えるように
しています。例えば、身だしなみをこうしたほうが良いと言われて、翌日に修正を
してきた人がいます。一方言われたのに直してこなかった人がいます。かたや、
周囲の意見を謙虚に受け止め、「自身を成長させようとしている」ように映り、
かたや相手の意見を無視して、「自分は自分のままで良い」というメッセージを
発しています。どちらの新入社員のほうが周囲と人間関係をうまく築けるかは一目
瞭然です。そのように「言動から人は心を見る事実」を伝えておくことで、自分の
行動を客観視できるきっかけになるのではないでしょうか。

 他にもいくつかありますが、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
改めて各社の新入社員と接していて、誰もがダイヤの原石に感じます。
今後輝きを放つために、今回のメルマガが少しでもヒントになれれば幸いです。