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株式会社フェイスSCA

自分の仕事・自社のビジネスをどう見るか

◆自分の仕事・自社のビジネスをどう見るか◆

「お仕事は何ですか」
と尋ねられたら、あなたはどのように答えるでしょう。
職種のイメージを答える方。
大まかな業界を答える方。
具体的な職種を答える方。
仕事が担う使命を答える方。
その答えは、想像以上に多岐に渡ります。

例えば…
「お堅い業界です」
「公務員です」
「警察官です」
「国民の安全を守っています」

これらは全て、同じ職業の人が発する可能性のある回答です。

「この仕事には、こんな側面があったのか」
クライアントの社員一人ひとりが担う仕事に備わった意義、その集合体である組織が提供するサービスの価値を明確化するプロセス。企業に備わった価値や経営者が気づいていなかった組織の強みを発見することに、私たちがお力添えすることもありますし、職場の一人ひとりが少しづつ、自らが持つ価値や意義を発掘することもあります。いずれの場合でも、その過程に触れることは、コンサルタント冥利に尽きるワクワクする瞬間。それまでぼやけていた何かが、鮮やかに現れる過程には、いくつもの驚きと発見が隠されているものです。

先日クライアントの担当者が語ってくれたお話です。
その企業は、現在の日本の医療現場に欠かせない、最先端の精密医療機器を開発、製造していますが、自らが直接、医療機関に営業・販売することはなく、あくまで高い能力を持った技術者の集団として、安定した業績を維持し続ける優良企業です。
一方で、自らが営業・販売に携わらないため、実際の購入者やユーザーの声に触れる機会はそれほど多くありません。そのため、この企業の品質向上に対する取り組みは、あくまで、不良品を撲滅することが目的であり、故障率を下げることが目的だったのです。
もちろん。この目標がもたらす高品質は、医療機関で多くの人々の健康維持に役立てられてはいるのですが…。開発や製造に携わる人々が、そこの事実に触れる機会はほぼ、ないと言えます。
ある日、その企業宛に一通の手紙が届きました。
差出人は、この企業が販売する医療機器で治療を受けた患者の家蔵。そこに書かれた内容を要約すると、
「貴社の製品が24時間、何の問題もなく動作し続けることを、私はよく知っています。
なぜなら、貴社の機械のおかげで、私の夫の命は今日もしっかりと繋がっているからです」

愚直なエンジニア集団にとって、この手紙はまさに
「目からウロコが落ちた」
と言わしめる威力を持っていました。

「不良品率の低下」と「故障率の低下」の実現に真摯な姿勢で取り組んできた人々が、
それまで気づいていなかった
「命をつなぐ」
という使命が存在していたことに気づいたわけです。これをきっかけに、自分の職場が社会に提供するサービスの本質に気づいた社員が大勢現れました。命をつなぐという新しい使命のもとで、品質向上に取り組む姿勢がより高度なものへと変化しました。もちろん、私たちが関わらせていただいた理念策定プロジェクトの進捗にも大きな影響を与えることになりました。

「自分の仕事の意義を考える」
「自社の仕事の意義を考える」

つい目の前の業務に忙殺されてしまいがちですが、ちょっと立ち止まって見つめ直してみませんか。自らの意義が具体化すると、それがやり慣れたルーチンワークだったとしても、行動の意味付けが変わり、一人ひとりの仕事に対する向き合い方が変わリ始めます。

因みに、私たちフェイスSCAの存在意義の一つは、自分が気づいていない自分の長所を、誰の目にも明らかな白日の許へと導くお手伝いすること。経営者や社員が気づかない「大切な役割」を、これまでお会いした方々、そしてこれからお会いする方々と共に探し続けたいと考えています。

株式会社フェイスSCA
代表取締役 針生 英貴